【小説】オーバーロード 10巻を読んで。あらすじとネタバレありの感想。

圧倒的な強者の物語。

ダークファンタジー小説。

丸山くがねの「オーバーロード

今回は10巻の紹介です。

前回の感想やあらすじなどはここに書いてあります。
【小説】オーバーロード 9巻を読んで。あらすじとネタバレありの感想。

本記事の内容

  • オーバーロードのことがわかる
  • オーバーロード10巻の感想とネタバレ

まずはオーバーロードの解説をしていきます。
知っているよという方は以下のボタンから飛んでください。

すぐに10巻について知りたい方はこちらから

オーバーロードをわかりやすく解説!


オーバーロードとは、丸山くがねによって書かれたダークファンタジーです。

最初は小説投稿サイトにて連載を開始。それから小説家になろうというサイトを経て、KADOKAWAから書籍が出版されるようになったライトノベル小説です。

このライトノベルがすごい2017年版で、単行本・ノベルズ部門で第1位を獲得しています。

この作品をざっくりいうとRPGなどに登場する魔王的なキャラが、異世界に飛んで暴れるお話です。
なので、圧倒的な強さと残虐な行為が見どころと言えます。

まさにダークファンタジーという括りがうってつけの小説です。

オーバーロードのあらすじ

その日、長らく続いたVRMMORPG「ユグドラシル」のサービス終了に伴いプレイヤーの1人であるモモンガは、かつて栄光を誇ったギルド、アインズ・ウール・ゴウンの本拠地で郷愁を胸に、一人だけでゲームの終わりを迎えようとしていた。

サービス終了までのカウントダウンが始まる中、モモンガは目を閉じて仲間達との思い出を回想しながらユグドラシルの終了を待っていたが、終了時刻を迎えても強制ログアウトは起こらず、NPC達は意思を持って動き出し、自身もゲームの中の(自分が作った)キャラクターとなってしまったことに気付く。

モモンガはかつてのギルドの栄光を再び手にするべく、アインズと名を改め、ナザリック地下大墳墓の勢力を率いて暗躍し始めるのであった。

ナザリックが転移した異世界、不思議とかつてのユグドラシルと似通った部分を発見したアインズは自分達の持つ力がこの世界の常識と比較してあまりにも強大であることに気付きながらも万に一つの可能性を潰すべく慎重な姿勢を崩さない。まだ見ぬ強者、知らない技術、何よりその裏に見え隠れするプレイヤーの痕跡に。

引用:オーバーロード wikipedia

オーバーロードはアニメ化もされている

オーバーロードはアニメ化されています。
第3期まで放送されている人気アニメです。

アニメはキャラクターに動きと声が吹き込まれているので、小説と違った魅力があります。
小説よりも観やすいのが特徴です。
でも分厚い小説なので当然省かれている場面も多数あります。

アニメ公式サイト

U-NEXTで観ることが可能です。
無料視聴期間があるので、活用してみてはいかがでしょうか。

【アニメ】オーバーロードとは?あらすじや視聴方法を紹介。【無料で観れる方法も】

オーバーロード10巻「謀略の統治者」について

オーバーロード10巻「謀略の統治者」について書いていきます。
見どころや感想などをまとめました。

作者紹介

作者: 丸山くがね
イラスト: so-bin
初版発行: 2016/5/30
発行: KADOKAWA

前回のオーバーロード9巻について

簡単なあらすじです。

皇帝、ジルクニフはワーカー派遣の件でナザリック地下大墳墓に、自ら謝罪に向かう。
そこで見たナザリックの豪華さやモンスター、アインズの底知れぬ知略を知り、友好関係を結ぶことに。

例年、睨みあいで終わるはずの王国と帝国の戦に友好関係を結んだアインズを招く。

アインズの強大さを知るガゼフは、王に戦わない方が良いと進言。
しかし、逃げ出すことはできないと反対されてしまう。

各々が準備する中で、ついに戦が開戦。
アインズは大規模な魔法を展開。その瞬間、王国の兵士が次々と倒れていく。
何万人もの犠牲者を出した王国だったが、魔法は止まない。

その光景を見たガゼフは一騎討ちを申し出る。
その一騎討ちは一瞬で決着が。

王国最強の戦士長を失った王国は、息傷心。
完全敗北の後、王国の一部をアインズは配下にするのだった。

【小説】オーバーロード 9巻を読んで。あらすじとネタバレありの感想。

オーバーロード10巻「謀略の統治者」のあらすじ

不滅の国に君臨する王となるべく行動を開始した、アインズの一手が及ぼす影響とは―いよいよ新章開幕。
王となったアインズは統治する魔導国を理想郷とすることを決意。永遠に繁栄し、多数の種族がアインズに跪く世界。その第一歩として、冒険者組合の強大化と冒険者の育成を目論んだアインズは帝国へ向かう。

その一方、突如できた魔導国に戸惑う諸国の支配者たちも各々に対抗策を講じていた。

オーバーロード10巻「謀略の統治者」の主な登場人物

・ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクス
鮮血帝と呼ばれる帝国の皇帝。親族同士での謀殺を繰り返した凄惨な過去を背負っている。ナザリックの戦力を見るためにしてワーカーを派遣した。そのことでアインズに呼び出されることとなる・・・。

・ゴ・ギン
ウォートロール。帝国闘技場で武勇を轟かす武王。オ強者に敬意を持つ武人で、挑戦者アインズ相手に対して敬意と尊敬の念を抱きながらも臆することなく立ち向かう。

・プルトン・アインザック
エ・ランテル冒険者組合長。冒険者として驚異的な実力を見せるモモンに壮絶な信頼を寄せている。
エ・ランテルが魔導国の支配下に入ってからはアインズの語る冒険者や組合の在り方に共感し協力を誓う。

オーバーロード10巻「謀略の統治者」の見どころを紹介

・魔導国
アインズが支配下に置いたエ・ランテルは魔導国として生まれ変わる。アインズの理想国家が今後どうなっていくのか注目です。

・皇帝
戦争によって王国だけでなく自国にも多大な被害をもたらしたアインズに皇帝・ジルクニフは激怒。そして、アインズに対抗するためにスレイン法国と密会をしようとします。しかし、そこに現れたのは・・・。

・帝国の末路
皇帝・ジルクニフはアインズを弱体化させるために試行錯誤します。しかし、ある偶然がジルクニフの中では必然だと思ってしまい、アインズにある提案をします。
その提案は皇帝だけではなく、国をも変えてしまう。帝国の今後を注目して読んでください。

オーバーロード10巻「謀略の統治者」の評価

個人的には5段階評価で5です。

今回のお話は、前回の戦争後の各国の内政や内状がメインなっています。
そして、アインズの存在を知った近隣諸国が警戒を強めていきます。

そんな国々の中で、帝国の皇帝とアインズのやりとりが面白くて好きでした。

いつもながら読みやすくて、楽しめたので5です。

オーバーロード10巻「謀略の統治者」の感想とネタバレ

ここからはネタバレも含まれます。

前回は派手に戦争したことで王国と帝国をかき回したアインズ。
今回は内政がメインです。

戦争に勝ったことで王国の都市の一つ、エ・ランテルを支配下に置きます。
アインズはその国をどうするのか、また、皇帝はアインズにどう対抗するのか、が描かれています。

その中でもアインズの内面と配下の守護者たちの尊敬の眼差しの対比は見ていて面白かったです。
このやりとりはオーバーロードでは頻繁に描かれている内容なので、個人的には見どころの一つですね。

今回は身に余るほどのプレッシャーに加えて、自分の能力に対する驚くまでの過大な評価を受けてしまいます。
アインズ様万歳の展開が続くのは、見ていて本当にハラハラしました。

アインズは帝国の皇帝を参考に王者の振る舞いを学んでいました。
上に立つ者として配下の者の忠誠心を満たすためにです。

物事をメイドに任せたり、やらせたり、支配者がやりそうなことを実践していきます。
元々、サラリーマンなので働きに対してありがとうと感謝したいが、それを我慢。

そういった葛藤や迷いが面白かったです。
そして、それは国を作るという課題に対してや守護者への接し方にも現れます。

魔導国建設の準備が着々と進む中、アインズは自分の国をどうするのか計画がありませんでした。
しかし、計画は一人歩きし、守護者をはじめ配下のものたちは崇め、全てが計算されたように物事が進んでいると信じていました。

どういう国にするのか悩んだ末に、アインズは魔導国を人間以外の種族も差別を受けることの無い国にしたいと考えます。

力があるものがこう考えたら、平和的な考えになったらそうなっていきますよね。
実際に魔導国は平和になります。

元々の住人たちからしたらアンデットやモンスターが街を行き来しているので恐怖は計り知れないと思います。
それが爆発しないのは漆黒の英雄モモンの存在。

数々の実績を上げた冒険者がいるので、不安はあっても逃げ出さないのだと思います。

アインズは人間以外の種族も差別を受けることの無い国という目標を達成するために冒険者組合の組合長を訪ねます。
これは単なる思いつきからの行動だったのですが、なぜか話がうまく転がっていきました。

冒険者ギルドの長、アイザックはアインズの持ってきた案を受け入れます。
そして、アインズの信頼を勝ち取っていきます。
理由は否定的な意見もしっかりと言うからです。
アルベドやデミウルゴスなどナザリックの配下たちは絶対に言わないですからね。

全てを肯定されたら自分の道が正しいかわからなくなるので、こう言う人物はありがたいのだと思います。

魔導国の影響力を高めるためにアルベドは親善大使としてリ・エスティーゼ王国に赴くことになりました。
主な役割は八本指と会うためとラナーとの話し合い。

しかし、アインズは心配をします。

これまでアルベドはナザリックの外に出て一人で行動したことが無かったためです。
必要以上に心配をしてくれるので、アルベドは嬉しくなります。

そして、調子に乗って、頑張る代わりにキスをお願いします。
アインズはそれに答えるように頬にキスをしました。
少し前のアインズならこんなことしなかったと思います。
守護者たちとの接し方も成長しているのでしょうね。

そうやってどんどんアインズの信頼と崇拝は広がっていきます。

でも、一番影響が出たのが、皇帝・ジルクニフです。
ある意味可哀想。

帝国はアインズの影響で多大な被害を受けます。
それに対抗するためにスレイン法国、神殿勢力と密会をすることに。

しかし、苦労して密談の席を設けたのに、その場にアインズがやってきてしまいます。
そのことによってジルクニフはスレイン法国、神殿勢力から裏切り者扱いを受けてしまいました。

アインズがジルクニフの密会現場にやって来たのは完全な偶然。
帝国で冒険者をスカウトするが目的でした。
そのために帝国の闘技場行ったら、ジルクニフがいたとわけです。

この偶然がジルクニフの思惑の全てを壊す結果になりました。

アインズは対戦相手に闘技場の王者(武王)を指名します。
そこで1番強いものと戦って自分の実力を示すためにです。

その戦闘開始前にジルクニフに挨拶に行きました。
理由は、転移魔法を使い密入国をしたので、ジルクニフが怒ると思いご機嫌伺いに。
しかし、ジルクニフ、スレイン法国、神殿勢力は、密会がバレたと思い込んでしまいます。

武王との戦闘はアインズが一方的な結果にならないように手加減をする展開。
それを知らないジルクニフは考えていた対策全てが駄目になったので、武王がアインズを倒してくれるのを期待します。

でもそうならないのがオーバーロード。

結果は、アインズが武王ゴ・ギンを殺します。
そこからアインズは冒険者勧誘を始めました。

その後アインズは密入国のことを問題にされないようにさっさと挨拶して帰ろうとしました。しかし、ジルクニフは悲壮な決意の元にアインズを引き留めます。
帝国を魔導国の属国にしてくれとお願いしてきたのです。

全てがダメになったことで諦めたのだと思います。

偶然が重なったとはいえ、凄く可哀想に感じました。
これにはアインズも素で驚いたのが印象的でした。

作戦を立てたわけでもないのに、属国にしてくれと言われたら、そうなる気がします。
アルベドとデミウルゴスに相談してないのでジルクニフの申し出を一度は断ります。
書面にしてくれと言いますが、後日アインズの元にジルクニフから属国になりたいとの書面が本当に届きます。

アインズとジルクニフの関係は、偶然が重なったボタンのかけ違いのような展開でした。その関係性があまり可哀想であり、面白かったです。

アインズはジルクニフと国王同士仲良く友達付き合いしたいと考えています。
しかしジルクニフの方はアインズを恐れる。

思惑が違っているんですよね。

ジルクニフの行動をナザリックでデミウルゴスとアルベドに話します。

デミウルゴスの作戦では帝国が属国になるまでに時間がかかると思われていました。
しかし、それを僅か3日で属国化。

デミウルゴスはアインズの凄さに感動します。
そして、アインズが先に動くことでデミウルゴスに遠慮するなと示したかったんだとアルベドも指摘をします。

すごい勘違いですが、デミウルゴスはアインズに酔いしれていくのでした。
アインズの知らない所でアルベドとデミウルゴスの忠誠心が更に高まってしまった展開です。

偶然が重なって、全てがアインズ様の手のひらの上のような展開は読んでいてとても面白かったです。
自分の意図とは異なりながらも、色々な方法で信頼を勝ち取っていくのは愉快でした。

前回に比べて戦闘は少ないけれど、勘違いであらぬ方向に物語が進んでいくような、
ちょっと笑える展開が好きならオススメのお話だと思います。

もし、気になったらぜひ読んでみてください。

次の巻はここから。
【小説】オーバーロード 11巻を読んで。あらすじとネタバレありの感想。

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