【感想・要約】「読みたいことを、書けばいい。」を読んで【文章を書くときに役立ちます】

書くことの本来の楽しさと、ほんの少しのめんどくささ

これを知ることのできる本を紹介します。

田中泰延さんの書いた

読みたいことを、書けばいい。

文章を書くとは何なのか、その答えがわかる本です。

書くことについて役立つ情報を知りたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
少しでも文章に関わっている方は気づきがある本だと思います。

この本はこんな人向け
・ブログやWebライターなど文章を日常的に書いている人
・何を書いたらいいのかわからず、迷ってしまう人
・書くことを楽しめていない人

本記事の内容

  • 本の概要
  • 要点を5点ポイントで解説

本から得られるもの

・書く目的
・書き方
・就職の面接や履歴書の攻略について

この本を読んで1番の収穫は書く目的を改めて知ったことです。

ブログや文章を書くときにその文章は誰のために書いているのか?

そんな当たり前のことを忘れていた気がします。
この本を読んで、自分が楽しまなくちゃ意味がないという気持ちになりました。
文章を書いている人には響くものがあると思います。

書き方についても改めて言われると確かに!!と思えることなので、初心に戻るような気持ちになるかもしれません。

眼から鱗は就職関係について。
この本の内容とは少しずれたコラムの中に書かれている文章でしたが、ハッとする内容になっているので、
参考になるかもしれません。

著者のプロフィール

田中 泰延

1969年大阪生まれ。
1993年から電通でコピーライター・CMプランナーとして活躍。
2016年以降はフリーランスとして、執筆活動もやり始める。

Twitter:@hironobutnk

本の概要

この本は、書く「技術」ではなく、書く「動機」についてがメインになっています。

文章術には読者が読みたいと思っていることを書こうという考えがありますが、自分が読みたいと思うことを書けば自分が楽しい!という視点で書かれています。

文章を書いたとき、一番最初に読む読者は自分自身です。
そのことから自分が読んで楽しいと思わない文章は、他の人が読んでも楽しくない。
これが田中さんが本書で言っている結論です。

それについて詳しく書かれているのがこの本になります。

その他、広告の言葉作りや履歴書の作り方など役に立つノウハウが書かれています。
参考になるものばかりなので、就職を控えている人は読んでおいて損はないです。

要点を5点ポイントで解説

・定義をはっきりさせよう
・ターゲットは想定しなくていい
・誰かが書いているなら書かなくていい
・何を書いたかよりも誰が書いたか
・文章は「調べる」ことで99%決まる

本書を読んで、これはと思ったところを紹介します。
それが上記の5つです。

これらを知っていると今後、文章を執筆する際に大いに役立つと思います。

定義をはっきりさせよう

まずは自分の文章で使う言葉の定義をしっかりと構築しましょう。
自分自身がその言葉の実体を理解していなければ、他人に意味を伝達することは不可能です。

本の中では趣味を例にしています。
趣味とは?と聞かれて、ほとんどの人は「仕事ではなく、楽しみとしていること」「空いている時間にすること」のような辞書に書いてあるような回答をするそうです。

これは間違いではないけれど、田中さんは「趣味」という言葉を「手段が目的にすりかわったこと」だと定義しました。

たとえば切手を集める人がいるとします。切手は本来、郵便料金分の紙を貼って送るものです。
届けるためのもの。切手は手段でしかありません。
しかし、愛好家にとっては切手が愛でる対象に変わります。
それが手段が目的に変わるということです。

このように辞書的な意味だけではなく、言葉の正体を深く考え、定義を再構築することが重要だと説いています。

何気なく使ってしまう単語でもちゃんと自分なりに理解していなければ、相手にも伝わらないということだと思います。私も意味をちゃんと理解しないで使っている言葉があるので、再構築して考えないといけないと思いました。

ターゲットは想定しなくていい

文章を書くときには誰に向けて書く(ターゲットを決めること)が大事とよく言われます。
しかし田中さんはこの本で、ターゲットなど想定しなくていいと言い切っています。

その理由は特定のだれかに言いたいことが届くことなどほとんどないからです。

どんな文章も不特定多数の人が目にするところに置かれます。
例えターゲットに向けて文章を書いたとしても、ターゲットに届くことはありません。

なので他人ではなく、自分が読みたい文章を書けば良いと言っていました。

これはブログをやっている人にとっては全否定になると思います。
そんなときのターゲットは少し前の自分自身にすると良いのかもしれません。

24年間、広告を作ってきた人の経験なので、説得力を感じました。

誰かが書いているなら書かなくていい

何かを書こうとしたときに調べてみると、すでに書かれていることがあると思います。

そのときは無理して書かなくて良いと田中さんは言っています。

その文章は読まれないし、自分も楽しくないからだそうです。
ただし、すでに書かれていても違った視点や気づきがあったら違います。

それがまだ誰も読んでいない文章になるからです。

自分で読んでおもしろい文章とは、そういうまだ誰も書いていない文章を自分で作るということになります。

確かに同じような文章を書いても読まれないことが多いと思いました。だから、気づきや自分の経験などオリジナリティを入れないといけないんだと感じました。

何を書いたかよりも誰が書いたか

自分が最高な文章だと思ったものでも、アイドルや有名な人が書いた〇〇を食べましたという文章には負けてしまいます。

これはしょうがないことです。
多くの人にとって、何が書いてあるかよりも誰が書いたかの方が重要だから。

でも、落ち込むことはありません。
田中さんいわく、ターゲット層にバズりたい、たくさん読まれたい、ライターとして有名になりたいという思い違いを捨てて、自分の文章がおもしろいと思えば、それが幸せだと気がつくそうです。

そうやって自分が幸せで楽しんでいると、いつかバズる側に自分がなる日がくるかもしれません。

これはどの業界、どの方法でも言えることで、影響力のある人には勝てないということです。でも、好きなことや楽しいことをやっていれば目に止めてくれる人がいつか現れる可能性がある。それを伝えているんだと思いました。

文章は「調べる」ことで99%決まる

・物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛。
・調べたことを並べれば、読む人が主役になれる。

田中さんは本書でとにかく調べることが大事だということを伝えています。

調べる方法はググったり、新書やムック本を購入したり、読んだりするだけでは足りないそうです。
特にネットの情報はほとんどが、「また聞きのまた聞き」が文字になっているものに過ぎないと答えていました。

そのため田中さんは、一次資料に当たることの重要性を説いています。
一次資料とは、最初の資料となるものです。

そこまで調べ上げることが文章を書く上で大切なことだと。

自分が何に心を動かされ、どこを愛したのか、それを全力で伝えるために記事を書く。

調べて、調べて、調べ尽くした先に、初めて熱量のこもった、自分らしい記事が書けるということです。
そこまでの熱量があればオリジナリティも出るし、まだ見ない文章になるのではないかと思います。

感想

自分が読みたいことを書けば、自分が楽しい。

これが大切で、テクニックは必要ないのだと、この本を読んで思いました。
自分がおもしろくもない文章を他人が読んでおもしろいわけがないですよね。

まずは自分を楽しむことに集中しようと思います。

評価は他人がすることになるけれど、そこに執着すると書くことが嫌なっていくそうなので、自分が楽しくなるようにそこを意識して書いていきます。

この本は他とは違った文章の考え方が書かれているので、読んでいて気づきや再発見がきっとあるはずです。
気になったらぜひ読んでみて下さい。

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