【サスペンス小説】サイレント・トーキョーを読んで。感想とあらすじやネタバレ。

いつか起こるかもしれない未来がここにある。

そんな、現実に起こりうる事件を題材にした小説を紹介します。

秦 建日子の
サイレント・トーキョー」

東京が爆弾テロの標的になる。
恵比寿、渋谷、身近にあるところが次々と爆発されていく。

これはフィクションでありながら、いつ同じことが起きてもおかしくないと言う
現実的なお話。

圧倒的なリアリティで描く、クライムサスペンスです。

本記事の内容

  • サイレント・トーキョーの情報
  • サイレント・トーキョーの感想

サイレント・トーキョー

作者

秦 建日子 (ハタ タケヒコ)

小説家・脚本家・演出家。04年『推理小説』で小説家デビュー。同作は「アンフェア」としてドラマ&映画化され、続刊と共に《刑事 雪平夏見》シリーズはベストセラーに。他に『KUHANA!』等著書多数。

あらすじ

「これは、戦争です」12月22日、クリスマスを目前ににぎわう東京・恵比寿で爆破テロが発生。すぐに届いた犯行声明で、犯人は日本国首相との生放送テレビ対談を要求、受け容れられなければ次は渋谷で無差別爆破テロを起こす、と予告する。対する首相はテロには屈しないと拒否。そして翌日、最悪の事態が…!圧倒的なリアリティとスケールでおくる衝撃のクライムサスペンス!映画原作。

読みどころ

・現実に起こってもおかしくない事件
次々を爆弾を仕掛ける犯人。その場所や方法は、いつ自分の身に起こってもおかしくはないもの。
この無差別テロからあなたは何かを感じると思います。

・テロへの考え方
この小説を読んでいるとテロへの考え方がわかると思います。
国の考え、個人の考え。
起こるかもしれない未来にあなたはどういう向き合うのか。

・明かされる衝撃の真相
爆破テロを起こした犯人とは?明かされる真相は予想もしない展開で幕を閉じます。
ミステリー要素もあるので、そのような展開が好きな人にもオススメです。

いつか起こるかもしれない出来事。
その時、あなたはどういう行動と考えで乗り切るだろうか。

気になったらぜひ、読んでみて下さい。

サイレント・トーキョーを読んで

評価

5段階評価でサイレント・トーキョーは4です。

爆弾テロや渋谷などリアリティを感じることが多く、
それぞれの考え方もリアルだと思いました。

展開は無理やり感や出来過ぎ感があったので、
そこを考えると4です。

サイレント・トーキョーの感想とネタバレ

日本は安全な国

心の中にあるそんな神話を壊すような内容でした。
戦場やテロとは無縁だからこそ、危険という概念がない。

それが渋谷に集まった人たちの心理だと思います。
興味本位、スクープ狙い、動画再生数を稼ぐ。
テロなんて起こるわけがないと思ってしてしまった行動。
その結果…。

この小説を読んで思ったことは、頭の中に知識や計画があれば誰だってテロを起こせるということ。
実際に包丁で無差別に人を殺したり、放火をしたり、テロに近いことは起きています。

そう考えると爆弾を使ったテロなんて、いつ起こっても不思議じゃない。
だからこそ、リアルに感じました。
それと同時にいつ自分が巻き込まれるかわからないという感情が心の奥から湧いてきました。

この小説では、たまたま座ったベンチに爆弾が仕掛けられていたことで、事件に巻き込まれてしまいます。
テレビ局のアルバイトだった来栖もたまたま現場に行ったことで巻き込まれます。

そこから事件は大きな展開に発展していきます。

そして、首相のテロには屈しない。という強いメッセージが
渋谷の悲惨な光景へと繋がってしまうのです。

たぶん、現実に起きても同じことを国は言うと思うので、
助けてはくれないはずです。
かといって、自分では守ることもできないですが…。

この渋谷のシーンでは、爆発に巻き込まれる人たちの視点が切り替わります。
ついさっきまで事件とは無関係だった人たちが、一瞬で命を奪われてしまう。
そんな残酷さを見せつけるためだとは思いますが、わけが分からなくなります。

そこは少し不満です。

また、犯人の動機は、エッと言う内容でした。
不満があると言えばそうですが、理解できなくもない。
戦争を知らない人に苦しみを味合わせる。
動機については賛否があると思います。

でも、世界のどこかで戦争やテロによって誰かが死んでいる。
ニュースに海外で何人死亡の文字が出る。

私たちは見向きもしないけれど、そこには同じように生きていた人がいて、その人には家族がいた。
そんな当たり前なことを、身近に気がつかせてくれる小説だと思います。

東京が舞台と言うこともあり、否応なしに残酷な現実を突きつけられます。
そのリアリティは心に何かを植え付けるはずです。

普通の小説では味わえない緊迫感がこの小説にはあります。

気になったらぜひ、読んでみて下さい。

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