圧倒的な強者の物語。
ダークファンタジー小説。
丸山くがねの「オーバーロード」
今回は5巻の紹介です。
前回の感想やあらすじなどはここに書いてあります。
【小説】オーバーロード4巻を読んでのあらすじと感想。
☑ 本記事の内容
- オーバーロードのことがわかる
- オーバーロード5巻の感想とネタバレ
まずはオーバーロードの解説をしていきます。
知っているよという方は以下のボタンから飛んでください。
オーバーロードをわかりやすく解説!
オーバーロードとは、丸山くがねによって書かれたダークファンタジーです。
最初は小説投稿サイトにて連載を開始。それから小説家になろうというサイトを経て、KADOKAWAから書籍が出版されるようになったライトノベル小説です。
このライトノベルがすごい2017年版で、単行本・ノベルズ部門で第1位を獲得しています。
この作品をざっくりいうとRPGなどに登場する魔王的なキャラが、異世界に飛んで暴れるお話です。
なので、圧倒的な強さと残虐な行為が見どころと言えます。
まさにダークファンタジーという括りがうってつけの小説です。
オーバーロードのあらすじ
その日、長らく続いたVRMMORPG「ユグドラシル」のサービス終了に伴いプレイヤーの1人であるモモンガは、かつて栄光を誇ったギルド、アインズ・ウール・ゴウンの本拠地で郷愁を胸に、一人だけでゲームの終わりを迎えようとしていた。
サービス終了までのカウントダウンが始まる中、モモンガは目を閉じて仲間達との思い出を回想しながらユグドラシルの終了を待っていたが、終了時刻を迎えても強制ログアウトは起こらず、NPC達は意思を持って動き出し、自身もゲームの中の(自分が作った)キャラクターとなってしまったことに気付く。
モモンガはかつてのギルドの栄光を再び手にするべく、アインズと名を改め、ナザリック地下大墳墓の勢力を率いて暗躍し始めるのであった。
ナザリックが転移した異世界、不思議とかつてのユグドラシルと似通った部分を発見したアインズは自分達の持つ力がこの世界の常識と比較してあまりにも強大であることに気付きながらも万に一つの可能性を潰すべく慎重な姿勢を崩さない。まだ見ぬ強者、知らない技術、何よりその裏に見え隠れするプレイヤーの痕跡に。
引用:オーバーロード wikipedia
オーバーロードはアニメ化もされている
オーバーロードはアニメ化されています。
第3期まで放送されている人気アニメです。
アニメはキャラクターに動きと声が吹き込まれているので、小説と違った魅力があります。
小説よりも観やすいのが特徴です。
でも分厚い小説なので当然省かれている場面も多数あります。
U-NEXTで観ることが可能です。
無料視聴期間があるので、活用してみてはいかがでしょうか。
【アニメ】オーバーロードとは?あらすじや視聴方法を紹介。【無料で観れる方法も】
オーバーロード 5巻「王国の漢たち(上)」について
紹介
作者: 丸山くがね
イラスト: so-bin
初版発行: 2013/12/28
発行: KADOKAWA
前回までの物語
簡単なあらすじです。
アインズの本拠地、ナザリック近辺にリザードマンの集落を発見。
アインズは「実験」のために大量のアンデッドを送り込むことを決める。
その指揮官に選ばれたのが、ナザリック第五階層守護者である凍河の支配者、コキュートス。
対するリザードマンは各部族の協力を得て、連合軍で立ち向かう。
圧倒的な数をチームワークと個々の力で乗り切ろうとする。
リザードマン側から描かれる決戦。
その先に待つ結末とは…。
オーバーロード5巻のあらすじ
リ・エスティーゼ王国は、裏社会を牛耳る巨大組織「八本指」の脅威にさらされていた。
アインズの命をうけ、情報収集の目的で王国に潜入した鋼の執事・セバス。
偶然出会った少女、ツアレを助けたことで八本指に狙われることに。
ある時、少年を助けたことで、王女に使えていた少年、クライムに弟子入りを志願される。
彼が王国の兵士だと知り、ツアレのことを相談する。
その瞬間、セバスを追っていた八本指のサキュロント配下の暗殺者が5人現れる。
セバス、ブレイン、クライムは協力して暗殺者を倒し、何が目的かを聞き出すことに成功。
暗殺者はセバスを殺し、ソリュシャンを好きにしようとするサキュロントの差し金であることが判明する。
セバスはこれを聞き、サキュロントと娼館を潰すことを決意するのだった…。
主な登場人物
・セバス・チャン
鋼の執事
ナザリック第九、第十階層に控え、メイド長と共に「至高の四十一人」の生活面を支える最高責任者である執事。
正体は竜人。ナザリックではごく少数派の「善」に傾いた性格。そのことでツアレを助けることに。
外見は黒のタキシードに白髪白髭のステレオタイプな老執事そのもの。
アインズからは商人の令嬢役のソリュシャンと組み、その執事役として王都における潜入している。
・ソリュシャン・イプシロン
戦闘能力を持つ6人のメイドチーム「プレアデス」の三女。
美しい姿は擬態しているが、その正体は捕食型スライム。
情報収集の一環としてアインズから「武技や魔法を修得した後ろ暗い犯罪者の捕縛」という命を受け、執事役のセバスと共にエ・ランテルに潜入している。
・クライム
忠犬
幼い頃ラナーに拾われた青年。そのことがきっかけで王女付きに。
特別な才能などは無く努力を愚直なまでに重ねている兵士。
偶然セバスの技を目撃し師事を乞う。
・ラナー・ティエール・シャルドロン・ライル・ヴァイセルフ
黄金の姫と呼ばれる王女。
金の髪と美貌、頭の回転の良さから“黄金”の二つ名で知られている。
・ガゼフ・ストロノーフ
王国最強を謳われて近隣諸国にその名を轟かせる男。
1巻でアインズに助けられたこともあり、アインズの力を知ることになった人物。
・ブレイン・アングラウス
武の求道者
刀を武器とする抜刀術の達人。シャルティアと対峙したことで、自信を喪失。
ガゼフやクライム、セバスと関わったことで、徐々に自信を取り戻していく。
オーバーロード5巻「王国の漢たち(上)」見どころを紹介
・冒険者チーム『蒼の薔薇』
アダマンタイト級冒険者チーム『蒼の薔薇』が登場します。彼女らは犯罪組織『八本指』の撲滅を目指して活動しています。
最高級冒険者とあって一人一人の能力が高いのが特徴。彼女らは今後も登場するので、覚えていて下さい。
・セバス
今回の見どころはなんといってもセバスの活躍です。正義感のあるセバスがツアレを助けたことで、自体は良からぬ展開になっていきます。それがセバスを輝かせることになります。最強の執事の活躍を楽しみにして下さい。
・八本指
今回登場した八本指はリ・エスティーゼ王国の裏社会を牛耳る組織。
8つの犯罪組織の連合体になっています。そんな、八本指は今回の敵としてセバスの前に立ちはだかります。
後半の6巻ではある意味活躍をするので注目です。
オーバーロード5巻の評価について
個人的には5段階評価で4です。
前回のリザードマン編とは違い、アインズサイドで物語は進みます。
戻って良かったと思いました。
大きな戦闘シーンがなかったので、4にしました。
内容自体は、次回に繋がることもあって盛り上がりにかける印象です。
でも、お話自体は今までと変わらず面白いです。
オーバーロード5巻の感想とネタバレ
ここからはネタバレも含まれます。
アインズの命令で王国に潜入していたセバス。
彼の正義感によって、物語は大きく変わっていきます。
そのきっかっけがツアレを助けたこと。
彼女は八本指の手が回っている娼館にいました。
なので、必然的にセバスは八本指に狙われることになります。
普通の人間からしたら、物凄く怖い組織だと思いますが、
アインズの配下だと…。
今回は前編、後編に別れた前編です。
物語としては大切だけど、盛り上がりにかける印象でした。
キャラクターの紹介的な感じが強いと思います。
八本指や青の薔薇、ラナー、クライン。
後半に向けての助走のような巻です。
なので、5巻を読んだら、必ず6巻を読むべきです。
今回のセバスは紳士的で、カッコイイです。
ナザリックの中で唯一、人間に近い考え方をする人物。
だから、ツアレを助けて、面倒ごとに巻き込まれたのだと思います。
今までの守護者と対比することで、よりセバスがカッコよく映ります。
そんな人物だからこそ、クラインやブレインにも慕われるのだと思いました。
5巻はまさにセバス回です。
なので、セバスに注目しながら読んでみて下さい。
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