【ミステリー小説】十角館の殺人を読んで【あらすじとネタバレありの感想】 

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衝撃の告白によって、全てが覆る。
そんな急転直下に物語が動く小説です。

十角館の殺人

今回は綾辻行人さんのデビュー作であり、日本ミステリーの傑作品の一つにも挙げられるほど高い評価を得ている、「十角館の殺人」を紹介していきます。

ミステリー小説、綾辻 行人さんの十角館の殺人

目次

十角館の殺人の作者

綾辻 行人(アヤツジ ユキト)

1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院博士後期課程修了。在学中は京都大学推理小説研究会に所属する。1987年に『十角館の殺人』でデビュー。「新本格ミステリ」ムーヴメントの嚆矢となる。1992年に『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。「館」シリーズという一連の長編は、現代本格ミステリを牽引しつづけている。ミステリ、ホラー、怪談など幅広く活躍。2012年に「館」シリーズ9作めとなる『奇面館の殺人』(講談社ノベルス)を上梓。

十角館の殺人のあらすじ

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)

すべてはここから。清冽なる新本格の源流!大学ミステリ研究会の七人が訪れた十角形の奇妙な館の建つ孤島・角島。メンバーが一人、また一人、殺されていく。「十角館」の刊行から二十年。あの衝撃を再び!             講談社

十角館の殺人の読みどころ

・予測不能の展開

島で次々とおこる殺人。なんの前触れもなく人が死んでいきます。
次にどうなっていくか全く予想がつきません。
展開を予想しながら読むと楽しめると思います。

・衝撃の一言

物語が展開していく中で、ある人物が言い放つ衝撃の一言が全てを変えてしまいます。
その一言が話される前に犯人がわかったとしたら、あなたは天才だと思います。

・最後の伏線

小説の最後にある伏線が回収されます。そのことで犯人は自主することを決意します。それは物語の冒頭に出てくるので忘れずに読んでください。ヒントは瓶です。

 

ゆうやけ
ゆうやけ

ミステリー小説の代表格のような本です。なので、ミステリー好きなら読んでおいて損はありません!!

十角館の殺人の感想とネタバレ

※感想にネタバレが含まれています。

勘違いしてしまいました。見事に騙されました。

この小説は叙述トリックによって思い込みをさせられます。
普通に読んでいたら気がつかないと思います。

犯人のトリックに騙されたんじゃない。
作者のトリックに騙された。
そんな、感想を抱いてしまった小説でした。

作者は隠蔽を手助けした共犯者です。

ヒントはサラッと書かれていましたが、
私は気が付きませんでした。
あるものが犯人と一緒。これがヒントです。

探しながら読んでみると面白いかもしれません。

また、登場人物のほとんどが本名ではなく、ニックネームで呼ばれていることが
物語を複雑にしています。

これが犯人の最大の見せ場に繋がります。

たった一行で全てが覆る展開は、驚きと戸惑いで鳥肌が立ちました。

動機に関しては共感できなくもないというのが感想です。
後半に明かされますが、そこに結びつくのかという内容。
たぶん、わからないと思います。

最後に訪れる伏線の回収も見事だと思いました。
最初の犯人の語りを覚えておいて下さい。

高評価のミステリーというのもわかりました。

犯人がわからないまま進む展開は、読んでいて探偵気分を味わえると思います。
ミステリー好きの人はぜひ、挑戦してみて下さい。

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この記事を書いた人

はじめまして、ゆうやけと申します。
このブログでは好きなことや興味のあることを書いていこうと思っています。
主に本、サッカー、映画、ブログ、経験したことなどです。
ドメインのlibraryの単語を間違えてしまうほどおっちょこちょいですが、
大目に見ていただきたいと思っております。
宜しくお願いします。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • いくらネタバレと銘打っているからといって、ここまで詳細にストーリーも登場人物もトリックも犯人も結末も全てそのまま載せてしまうのって、本好きとしてどうなんですかね?
    言い回しを変えているだけで、内容はほぼ引き写しですよね。

    確かに、言葉そのものは変えてありますから著作権法には引っかからないかもしれません。
    が、このページの文章のほとんどが作品からの抜粋で、しかも核心の部分まで当然のように載せてあるのは作品を生み出す立場の方々への敬意に欠けているのではありませんか。

    このページのゆうやけさんオリジナルの文章は、序盤の「感想」までですよね。
    「ネタバレ」の項目(作品の内容引き写し)、わざわざ載せる必要ありますか?
    「ネタバレあり感想」ってよく見かけますけど、それは感想とネタバレが不可分なところだけを書くものです。

    文字だけで勝負する小説の筋書き・核心部分・結末を全て載せてしまったら、苦心して書き上げて有料で販売している作家さんの立場がないじゃないですか。

    ネタバレ章の前に「未読の人は以下の文章を読まないように」と注意書きがありますが、感想でもなくただ淡々とストーリーをなぞっただけの文章を、作品読了者向けに書いているのでしょうか?
    メリットよりもデメリットの方がはるかに多そうですが。

    厳しい言葉になりますが、この内容引き写しのネタバレ文章はゆうやけさんの自己満足でしかありません。
    感想を語るのに必要ありませんし、未読者が誤って読んでしまったら、作品にお金を払うモチベーションを削ることにしかならない蛇足です。

    ここはせっかくあなたの考えを書くスペースなのですから、あなたの感想だけで勝負してはいかがでしょうか。

    • サク様

      この度はご指摘ありがとうございました。

      仰るとおりだと思います。
      なので、修正を致しました。

      今後もよろしくお願いします。

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