ゾーンとマンツーマンの違いって何だろう?
こんな疑問に答えていきます。
守備をするときにはチームごとに決まりがあります。
その中でも有名なのがゾーンとマンツーマンです。
この違いはサッカーの守備戦術を語るうえでとても大切な考え方になります。
この記事ではゾーンとマンツーマンについて詳しく解説をしています。
☑ 本記事の内容
- ゾーンとマンマークの違いについて
- 最近の傾向
私はサッカーをすることやサッカーの本を読むのがとても好きです。
その経験を踏まえて書いています。
この記事を読めば守備戦術の基本的な種類がわかります。
試合を観に行くときや試合を実際にするときに役立ててください。
それでは早速解説をしていきますね。
ゾーンとマンツーマンの違いについて紹介!
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サッカーのディフェンスには2種類の方法があります。
聞いたことがある方も多いと思いますが、ゾーンディフェンスとマンツーマンディフェンスです。
簡単に説明するとゾーンディフェンスは場所を守ることを言います。
一方、マンツーマンディフェンスは人に張り付く守り方になります。
守り方の違いについて
敵が中央からサイドに動いた時の守り方で比較したいと思います。
ゾーンで守る場合は、自分のところから横の人にマークを受け渡すことになります。
そうやって自分の担当エリアを決めて守るやり方がゾーンディフェンスです。
マンツーマンでは徹底的にマークするので、その人が動くところにどこまでも付いて行く守り方になります。
それぞれのメリット
ゾーンのメリットは規則的に守るのでバランスを保ちやすいことで、穴ができにくいことです。
また、自分の得意なところでプレーしやすいことも大きなメリットになります。
マンツーマンのメリットは相手に合わせやすいことです。
足の速い選手には、足が速い選手を。パワー系の体が大きい選手には、大きい選手を。
そうやって相手の特徴に合わせて守ることができます。
最近の傾向
最近の傾向では基本的にゾーンディフェンスで守る傾向が強いです。
その中で状況に応じてマンマークに近い形にするのが主流になっている気がします。
その理由は4人のDFと4人のMFで構成される2つのラインを作って守ることが安定したからです。
現在、世界中のチームのほとんどが4バック、4人で守ることを選んでいます。
3バックのチームもありますが、少なくなってきているのが現状です。
2017年のプレミアリーグはチェルシーのコンテ監督が3バックで優勝したこともあり、一時的に3バックが増えました。
しかし、ピッチ全体を守るときに3バックではややスペース的に足りません。
5人で守るなら大丈夫ですが、そうすると前の人数が足りなくなってしまいます。
それを解決する策として、4人で守ることが、一番効率の良い方法ということで、4バックのゾーンを採用するようになりました。
これは80年代の末、サッキ監督が率いたミランのゾーンディフェンスが画期的だったこともあるでしょう。
そうやって今まで来たので、これからどうなるかはわかりませんが、4バックのゾーンディフェンスは消えない可能性が高いです。その変わりレジェンドのカンナヴァーロやマルディー二のような対人戦に強いDFは少なくなってきているようにも思います。
ゾーンとマンツーマンの違いについてまとめ
ゾーンディフェンスとマンツーマンディフェンスについて解説をしてきました。
ゾーンは場所を、マンツーマンは人をマークしながら守る戦術です。
これを状況によって使い分けているのが今の戦術になります。
昔はマンツーマンが主流でした。肉弾戦が主流だったからです。
でもサッキのミランが現れたことで、ゾーンディフェンスが世に広がります。
そこから現在までチームで守るゾーンが主流になっています。
それぐらいサッキのミランが革新的だったということです。
ゾーンは守備の範囲が決まっているので守りやすいというメリットがあります。
なので個人の力が劣る下位クラブでも上位のクラブを倒すことが可能です。
この先戦術がどうなるのかわかりませんが、この2つの考え方は消えていくことはないと思います。
なので考え方は覚えおいて損はありません。
実際の試合を観ながらどっちを使っているのか判断するのも面白いと思いますよ。
以上、ゾーンとマンツーマンについてでした。
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