フォーメーションとシステムの違いって何だろう?
こんなサッカーの疑問について答えていきます。
サッカーを見るときに、必ず最初に伝えられるのがスタメンのメンバーとフォーメーションです。
これは誰が出て、どこからスタートするのかを知る最初の手段になります。
人にもよりますが、スタメンを見ると試合をイメージできたり、ワクワクしたりしますよね。
ですが、みなさん知っていましたか、メンバーを紹介するフォーメーションとシステムって違う意味を持っているんですよ。
テレビの解説を聞いていると同じ意味で使われていることが多いし、私自身も最初はそう思っていました。
なので、今回はフォーメーションとシステムの違いについて説明していきます。
☑ 本記事の内容
- フォーメーションとは?
- システムとは?
この記事を読むことでフォーメーションとシステムの違いがわかります。
では早速紹介していきますね。
フォーメーションとシステムの違いとは?
フォーメーションとシステムの違いは、そこに戦術的な意図があるかどうかです。
詳しく解説をしていきますね。
フォーメーションとは数字である
フォーメーションとは数字のことです。
4-4-2や4-3-3といった選手の配置のことを言います。
DF、MF、FWが何人いるのかを表したものです。
配置をわかりやすく数字にしたと思って頂ければ大丈夫です。
システムとは動きを表したもの
システムとはどういうプレーをしたいのか、そのための方法のことです。
戦術のやり方を数字に表したものになります。
このときはここにいる。こういう場面ならここに侵入するするといった戦術的な立ち位置のことです。
もっとわかりやすく例え話を紹介していきますね。
フォーメーションとシステムの例え
昔のサッカーでは、3人のFWに対して3人のDFで対応をしていました。
いわゆるマンツーマンで守るやり方です。
常に1対1になるように調整をする戦術になります。
これはフォーメーションとシステムが3FWに対して3DFという状態です。
ここから戦術が進み、カバーリングが考案されました。
リベロという考え方です。
これによって、相手の3FWに対して、4DFで、2FWなら3DFと1人を余らせながらフォーメーションの変化を繰り返す戦術が浸透していきました。
しかし、このときもマンツーマンで対応するという方法は変わりませんでした。
これはフォーメーションが変わっても、システムは変わらないパターンです。
戦術的にマンツーマンをするために、4DFにもなるし、3DFにもなるということです。
もう一つ例を書きます。
自分のチームのフォーメーションが4-3-3だったとします。
相手は4-4-2。自分のチームはマンツーマンで守ることを戦術とします。
マンツーマンなので相手1人に対して1人で守ることになりますよね。
そのため、守備時は3-4-3にしなければなりません。
この場合もシステムはそのままで、フォーメーションが変化しただけのパターンになります。
このように戦術によって決められた位置にいくシステムによって、フォーメーションは変化します。
フォーメーションとシステムは似て非なるもの
フォーメーションは相手によって変わるものです。
なので、あまり気にしなくてもいいものだと思います。
重要なのは、守備のときの配置や攻撃のときの配置、ようはシステムです。
この区別を上手く説明できれば、サッカー通として一目おかれるかもしれませんね。
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