圧倒的な強者の物語。
ダークファンタジーの小説です。
丸山くがねの「オーバーロード」
今回は2巻の紹介です。
前回の1巻がまだな人はここから。
☑ 本記事の内容
- オーバーロードのことがわかる
- オーバーロード2巻の感想とネタバレ
まずはオーバーロードの解説をしていきます。
知っているよという方は以下のボタンから飛んでください。
オーバーロードをわかりやすく解説!
オーバーロードとは、丸山くがねによって書かれたダークファンタジーです。
最初は小説投稿サイトにて連載を開始。それから小説家になろうというサイトを経て、KADOKAWAから書籍が出版されるようになったライトノベル小説です。
このライトノベルがすごい2017年版で、単行本・ノベルズ部門で第1位を獲得しています。
この作品をざっくりいうとRPGなどに登場する魔王的なキャラが、異世界に飛んで暴れるお話です。
なので、圧倒的な強さと残虐な行為が見どころと言えます。
まさにダークファンタジーという括りがうってつけの小説です。
オーバーロードのあらすじ
その日、長らく続いたVRMMORPG「ユグドラシル」のサービス終了に伴いプレイヤーの1人であるモモンガは、かつて栄光を誇ったギルド、アインズ・ウール・ゴウンの本拠地で郷愁を胸に、一人だけでゲームの終わりを迎えようとしていた。
サービス終了までのカウントダウンが始まる中、モモンガは目を閉じて仲間達との思い出を回想しながらユグドラシルの終了を待っていたが、終了時刻を迎えても強制ログアウトは起こらず、NPC達は意思を持って動き出し、自身もゲームの中の(自分が作った)キャラクターとなってしまったことに気付く。
モモンガはかつてのギルドの栄光を再び手にするべく、アインズと名を改め、ナザリック地下大墳墓の勢力を率いて暗躍し始めるのであった。
ナザリックが転移した異世界、不思議とかつてのユグドラシルと似通った部分を発見したアインズは自分達の持つ力がこの世界の常識と比較してあまりにも強大であることに気付きながらも万に一つの可能性を潰すべく慎重な姿勢を崩さない。まだ見ぬ強者、知らない技術、何よりその裏に見え隠れするプレイヤーの痕跡に。
引用:オーバーロード wikipedia
オーバーロードはアニメ化もされている
オーバーロードはアニメ化されています。
第3期まで放送されている人気アニメです。
アニメはキャラクターに動きと声が吹き込まれているので、小説と違った魅力があります。
小説よりも観やすいのが特徴です。
でも分厚い小説なので当然省かれている場面も多数あります。
U-NEXTで観ることが可能です。
無料視聴期間があるので、活用してみてはいかがでしょうか。
本作の主人公。現実世界では鈴木悟という冴えないサラリーマンでしたが、ユグドラシルというゲーム内ではアンデッドの最高峰オーバーロード。そのため、ゲームの中では強大な力を所有しています。その時のニックネームがモモンガです。異世界に転移後は、自信がリーダーとして所属していたアインズ・ウール・ゴウンと名乗ることになります。これはこの世界にギルドメンバーや他のプレイヤーを探すためです。見た目は骸骨で、胸のあたりに赤い球体の秘宝があります。
アルベド
アインズの部下の1人。階級守護者統括という役職に就いています。階級守護者とは、アインズの本拠地を守る精鋭のことを意味します。本拠地であるナザリック大墳墓は全部で10階層あり、それを何人かの守護者が担当を分けて守っています。アルベドはその守護者を纏める人物です。外見は、腰から黒い翼を生やし、こめかみからは山羊のような角をつけた絶世の美女。
アインズが設定を自分が好きと変えたことで、アインズのことを愛すようになってしまいました。
シャルティア・ブラッドフォールン
ナザリックの第1~3階層を守っている吸血鬼。外見は、白い肌と真紅の瞳、長い銀色の髪が特徴的な14歳の少女です。しかし、1対1であれば守護者の中で最強と言われています。アルベド同様にアインズを愛している一人です。
コキュートス
ナザリック第5階層の守護者。巨大は二足歩行の昆虫。常に冷気を纏わせたブルー体に、4本の腕を持つ。鎧兜のような外見で、中身は武人のような性格をしている。
アウラ・ベラ・フィオーラ
ナザリック第6階層の守護者。外見は10歳くらいの少女。金髪のショートヘアで瞳が緑と青のオッドアイになっているダークエルフです。製作者の遊び心で男装させられている。元気いっぱいの性格で、明るい子供のようなイメージです。
マーレ・ベロ・フィオーレ
ナザリック第6階層の守護者。マーレの双子の弟。外見はアウラそっくりだが、スカートをはかされた女装をしています。気弱な性格で、姉には逆らえない。
デミウルゴス
ナザリック第7階層の守護者。アインズの参謀的な存在です。口調は口調は非常に慇懃であり、スキルもあって耳あたりがよく聞こえます。悪魔と言う種族やインテリのような姿にふさわしく、ナザリック最高峰の頭脳の持ち主です。それゆえ、アインズの考えをも凌駕しているので、言動に悩まされることがあります。本人は主人であるアインズの方が自分よりも頭が良いと思っているので、このギャップが面白さの一つです。
セバス・チャン
ナザリック第9・10階層に控えるメイド長兼執事。守護者ではないが同等の扱いを受けています。外見はタキシードに身を包んだ、白髪白髭の老執事です。真の姿を見せたときの戦闘能力は、ナザリックでは随一の存在。
オーバーロード 2巻「漆黒の戦士」について紹介
紹介
作者: 丸山くがね
イラスト: so-bin
初版発行: 2012年12月12日
発行: KADOKAWA
前回までの物語
1巻「不死者の王」の簡単なおさらいです。
「ユグドラシル」というゲームのサービス終了に伴い、モモンガは最後のときをかつて栄光を誇ったギルド、
アインズ・ウール・ゴウンの本拠地ナザリックで待っていた。
サービス終了までのカウントダウンが始まる中、モモンガは目を閉じて仲間達との思い出を回想し始めます。
最後のとき、これで終わりかと思った瞬間、強制ログアウトが起こらず、NPC達は意思を持って動き始めたのです。
訳もわからないまま、自分は異世界にいることに気がつきます。
そこで仲間や同じプレイヤーがいるかもしれないと思い、ギルド名、アインズ・ウール・ゴウンを名乗ることを決意するのでした。
モモンガは遠くを見ることができるマジックアイテム『遠隔視の鏡』の使っていたら、偶然、ナザリックの近くにある村が何者かによって襲撃を受けていることを知ります。
モモンガは村を救うべく、アルベドと共に魔法で村の近くに行くのでした。
そこで村の姉妹、エンリとネムと出会い、この世界のことを教えてもらいます。
また、リ・エスティーゼ王国から救援に駆け付けた、王国戦士長ガゼフと知り合い、
敵の正体と目的を知るのでした。
そして、力試しをするために敵に挑み、見事に撃退をします。
これが簡単なおさらいです。
オーバーロード2巻「漆黒の戦士」のあらすじ
異世界に転移して約1週間。 アインズと部下で戦闘メイドのナーベラルは、城塞都市エ・ランテルに「冒険者」として潜入していた。目的はこの世界の情報収集およびエ・ランテルでの名声。二人は薬草採取の依頼をうけ、「森の賢王」なる魔獣がひそむ森へと向かう。同じ頃、エ・ランテルにしのびよる邪悪な秘密教団の影……。偏執の魔法詠唱者が操るアンデッドの群れと最狂の女戦士がアインズの前に立ちはだかる!
オーバーロード2巻「漆黒の戦士」の見どころ
2巻では情報収集をするために、冒険者に化けて街に行きます。
そして、その強さやある出来事がきっかけで、冒険者としての知名度がどんどん上がっていくのでした。
・ナーベの活躍
2巻ではアインズの部下、戦闘メイド・プレアデスの1人、ナーベラルが活躍します。今回は冒険者として、モモン(アインズ)のそばにいる任務を授かります。
そんな、彼女は人間に対して口が悪い。それをモモンに注意されるシーンは観ていれ微笑ましくなります。
戦闘においても活躍します。ラストの戦闘は必見です。
・エンリとンフィーレアの関係
1巻でアインズが助けたエンリが登場します。そして、そんなエンリと知り合いだったンフィーレアは今回、重要な役割を担います。
この2人の関係は今後も続くのでようチェックです。
・クレマンティーヌとのバトル
今回は前回のバトルを凌駕する展開になっています。モモン対クレマンティーヌ、ナーベ対カジット、1対1で闘うこのバトルはあることがあって最初は劣勢に立たされます。しかしそれを解いたことで・・・。ものすごいバトルなのでそこに注目しながら見届けて下さい。
オーバーロード2巻「漆黒の戦士」の評価
個人的には5段階評価で4です。
内容の面白さや圧倒的な強さをもつものが異世界で活躍するのは、読んでいて爽快です。
でも、魔法の効果や種類など置いてけぼりになることがあるので、そこは不満があります。
あと、さらさら読める小説ですが、とにかく分厚い。これが不満です。
オーバーロード2巻「漆黒の戦士」の感想とネタバレ
今回は冒険者モモンとして街に潜入するお話がメインでした。
そんな中で、ちょっと気になったのがアルベド。
アインズによって自分大好きに変更されてしまったアルベドの行動にはビックリしました。
アインズのベッドの中に入る。
すごい行動です・・・。
本編とはあまり関係ないですが、こういった細かいところも見どころです。
今回アインズは漆黒の鎧を着用し戦士のような風貌をします。戦闘メイド・プレアデスの一人であるナーベラルガンマと共にリ・エスティーゼ王国の城塞都市であるエ・ランテルに潜入。冒険者として活躍することで情報収集を狙うことが目的です。そのときに使った名前がモモン。このモモンは冒険者として、英雄のような存在になります。
個人的にはナーベに注目してもらいたいです。
戦闘メイドの1人で、今回はモモンの相方として活躍します。
人間を下等生物と見ているので、言動がややキツイですが、
そこも魅力の一つです。アニメ版の声優さん、沼倉愛美さんの声も素敵です。
そんな色々と目立つ2人なので、良くある設定のように絡まれます。
これがこの小説の最大のバトルへの伏線になります。
その鍵がンフィーレアという少年です。
彼は前回アインズが助けたエンリに恋心を持っていています。なのでアインズに嫉妬をしてしまいます。そこが観ていて微笑ましく映りました。
この2人の関係は今後どうなるのか気になります。
そんな、彼は特殊タレントという能力を持っていました。
そのことで秘密結社ズーラーノーンに狙われてしまいます。
そして、アインズと別れた後に拉致られてしまうのです。
ンフィーレアを助けるために依頼として、アインズは救出に向かいます。
これがこの小説の最大のバトルです。
見どころでも話しましたが、凄いです。
良くわからない設定バトルに置いていかれることもありますが、
さすがはアインズという展開になります。
この展開はこの小説の醍醐味の一つです。
そういった強者が圧倒的な力を使って、物事を変えていくのが好きなら楽しめるはずです。
見た目は辞書。でも、読むと文庫本。
そんな、読みやすい小説なので、気になったらぜひ読んでみてください。
前回の感想
オーバーロードを読み終えて。ネタバレと感想。
次の作品はここから。
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