【サッカー】センターバックの歴史と現在。

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サッカーの重要ポジションであるセンターバック。

ゴールキーパーの前に城砦のそうにそびえ立つ壁。

彼らがどう進化して、現在に至ったのか。
今回はその歴史を紹介したいと思います。

目次

センターバックの歴史と現状


引用:https://activel.jp/articles/Ids4N

2バックから4バックへ、有名なリベロシステム、ゾーンディフェンス…
時代と共に変わる戦術、その中でもっとも影響を受けるのがセンターバックです。

センターバックの歴史を見ていけば、戦術や進化の歩みがわかります。

CBの始まり

全ての始まりはフルバック。
FBとはラグビーのポジションのことです。

そう、昔のサッカーはラグビーのような感じでした。
FBは主にロングボールを返す、向かってくる相手にタックルをする。
つまり、今のラグビーと変わらないのです。

当時のFBは2人で相手の攻撃を防がなければなりませんでした。
それはゴールラインから3人目がオフサイドラインになると言うルールがあったからです。

ルールが変わったことで、今の役割に変わっていきました。

その後、アーセナルのチャップマンが2人のFBの間にセンターハーフを入れる3バックを採用。
これで3バックが一般的になっていきます。
因みにイギリスでは、サイドバックと呼ばれるポジションをFB、センターバックをCHと呼ぶことがあります。それはこの当時の名残りです。

この当時、活躍したのがウルグアイの英雄、ホセ・ナサシ
ワールドカップ初代王者にして、南米選手権を3度制覇しました。

リベロの申し子が誕生

それから3バックが主流になり、多くの選手が登場してきます。
レアル・マドリードで活躍したホセ・サンタマリア、イングランド代表のキャプテン、ボビー・ムーア、南米で才能を開花させたチリのエリアス・フィゲロア

1958年のワールドカップで4バックを採用したブラジルが優勝。
その結果、4バックが広がります。1960年代にはリベロが根づきます。

スイーパーと呼ばれるリベロは、主にマンマークディフェンスの後方で、カバーリングをするのが役割でした。
それを覆したのが、フランツ・ベッケンバウアー
中盤でも確固たる地位を気づいていた彼は、リベロにコンバートされて、「皇帝」と呼ばれるようになります。


引用:http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/soccerdigestweb/sports/soccerdigestweb-22234

守備だけではなく、後方からのパス、前線への飛び出しとフィールド全てを支配しました。
また、ベッケンバウアーの登場で、攻撃的な選手をリベロに置くチームが増えたのも事実です。

ドイツはローター・マテウス、マティウス・ザマーなどを排出しました。

リベロとゾーンディフェンス

1980~1990年代になるとリベロとゾーンディフェンスの4バックシステムが一般化されます。

リベロでは、オランダのロナルド・クーマンが存在感を発揮します。


引用:http://www.kuwashisugi-soccerplayers.com/koeman.html

リベロと共に活躍したのがストッパーと呼ばれる選手でした。
ジーコやマラドーナを潰したクラウディオ・ジェンティーレやカールハインツ・フェルスターなどが有名です。

そのどちらもをやってしまう、または中盤でも活躍したのが、フランク・ライカールト


引用:https://ameblo.jp/skippygoaway/entry-12567032632.html

どの役割もこなしてしまう超一流の選手です。
オランダトリオの一角として活躍しました。


引用:https://middle-edge.jp/articles/I0002829

4バックではミランのDFリーダー、フランコ・バレージが活躍。
バレージの危機察知能力は栄光のグランデ・ミランには欠かせませんでした。

引用:https://www.soccer-king.jp/news/world/ita/20190918/980964.html

ゾーンディフェンスでは片方をリベロ、片方をストッパーにするチームが多かった。
しかし、それも区別がだんだんとなくなっていきます。

現在のサッカーへ

現在のサッカーでは大きな役割がなくなっています。
例えば、スペイン代表でコンビを組んだ、セルヒオ・ラモスとジェラール・ピケ


引用:https://www.soccerking.jp/news/world/ita/20190918/980964.html

彼らは前方へのパスができて、しっかり守れます。いわば、リベロとストッパーのハイブリットです。現代サッカーはこの2つを持ち合わせていなければなりません。万能型のCBは現在必要な能力になっています。
その中でも圧倒的な実力を誇るのが、ファン・ダイクです。

引用:https://www.soccer-king.jp/player/article/417654.html

UEFA年間最優秀選手にも選出されたCBは、193cmの長身で空中戦も1対1も強い。冷静な読みとスピードで地上を制する。さらに正確なパスを出す。セットプレーも強い。もはや弱点のないようなCBです。

FBと呼ばれたSBは、今、ウイングやプレーメーカーも兼任しています。ビルドアップと言う仕事は中盤の選手と同等の能力を有していなければなりません。
そう考えるとゴールの前に残っているのはCBだけ。それって最初に話した2CBに似ていませんか ?

歴史は繰り返す。それはCBもそうなのかもしれません。
そして、CBに求められる能力は日に日に多様化されていっています。

CBが今後どうなっていくか楽しみですね。

SBにも歴史があります。興味があればどうぞ。
サイドバックの役割と必要な能力とは?!

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この記事を書いた人

はじめまして、ゆうやけと申します。
このブログでは好きなことや興味のあることを書いていこうと思っています。
主に本、サッカー、映画、ブログ、経験したことなどです。
ドメインのlibraryの単語を間違えてしまうほどおっちょこちょいですが、
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宜しくお願いします。

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