【サッカー】ビルドアップのやり方を4種類紹介!防ぐ方法も考察。

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サッカーにおいて重要な攻撃方法があります。
それが後方からの組み立て、ビルドアップです。

強豪チームになれば、ビルドアップを使わないチームは存在しません。

それほど重要な戦術です。

そのビルドアップについてはいくつかやり方があります。

なので、今回はそんなビルドアップについて詳しく解説していこうと思います。

本記事の内容

  • ビルドアップについて解説!
  • ビルドアップを防ぐ方法について

これを読めばサッカーの試合はもちろん、実際の試合でも役立ちますよ。

それではさっそく見ていきましょう。



目次

まずはビルドアップとはどんな戦術なのか意味と定義を確認!

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ビルドアップとは最後尾からパスをつなぎ攻撃を組み立てるプレーのことです。
主にDFとGKが担当します。

1番後ろのGKからボールを送ることで、攻撃のチャンスを作るのが目的です。
ただパスをつなぐのではなく、それがゴールに結びつく準備になっていなければなりません。

ボランチやアンカーの選手が下りて来てパスをもらうパターンやサイドバックの選手へパスを出すパターンなど種類がいくつかあります。チームごとにどうやってビルドアップをしていくか戦術は様々です。

次はそんなビルドアップのやり方や種類について解説していきますね。

4パターンあり!ビルドアップの種類をそれぞれ解説!

  • センターバックが両サイドに開く
  • 高い位置を取ったサイドバックへのパス
  • 守備的ミッドフィルダーへの縦パス
  • 前線へのロングフィード

ビルドアップには大きく分けて4つのパターンがあります。それが上に書いてある4つです。
基本的にはこの4つのパターンを状況によって使い分けていくことになります。

そこにチームごとに選手の特性や相性も加味してオリジナルを作っていく感じです。

なのでまずはこの基本的な4つについて解説していきます。

ビルドアップの種類①:センターバックが両サイドに開く

両サイドに大きく開いたセンターバックにパスする方法です。

中央のセンターバックが大きくサイドへ広がることによって相手フォワードのマークを外すことができます。
そのことによってフリーになったセンターバックへゴールキーパーがパスをすることで攻撃へとつなげていくパターンです。

センターバックは他のポジションよりもプレッシャーがそれほどかからないので、それを生かした戦術といえます。

ゴールキーパーからセンターバックへのパスは基本的にはグラウンダーのパスを使います。
それが最も安全で確実な方法だからです。

浮かさないゴロのパスを送ることでコントロールがしやすくなり、センターバックが前を向いてプレーすることが可能になります。

これがセンターバックが両サイドに開くビルドアップパターンの優れているところです。

このパターンで広がったセンターバックからサイドバックへボールをパスするのが最も一般的なビルドアップの次のパターンです。

ゲームの流れから使うパターン以外にも、ゴールキックでこのパターンを使うチームも存在します。

セットプレーでは止まったところからスタートするので、プレッシャーが大きくなることがほとんどです。
なので、広がりながらもそこにパスを出さずにサイドバックに出すパターンもあります。
その辺は流れから判断していくしかないです。

もしセンターバックやサイドバックにパスを出しても、その先に進めない場合はGKにリターンを返すこともあります。じっくりとチャンスを作れるのがビルドアップの特徴です。

この方法が多くのチームが使うビルドアップの方法になります。

ビルドアップの種類②:高い位置を取ったサイドバックへのパス

ビルドアップの別ルートはサイドバックへのパスです。

センターバックが横にスライドすることによってサイドバックが高い位置にポジションを置けるようになります。
そこにパスを送る方法です。

両サイドもしくは片方のサイドバックが、外に開いたセンターバックに押し出されて高い位置にいくことで、より相手の陣地に近いところでボールをもらえます。

この位置でボールを貰うメリットは例えパスを失敗してもリスクがあまりないところです。
サイドでボールを取られても自陣に選手がいるのでピンチにはなりません。

また、ゴールキーパーからのキックが強くなっても相手のスローインで始まるので、自陣を整えられるからリスクは避けられます。

このパターンの魅力的なところは他にもあって、空中戦において質的な優位性を生み出しやすいところです。
サイドバックのマークを担当する選手は、比較的俊敏で小柄な攻撃を担当する選手が多いので、空中戦に勝利しやすくなります。

そのためサイドバックに高身長でフィジカルが強い選手がいると効果的な方法です。

センターバックへのビルドアップが上手くいかないときに使用されることが多いのが、このサイドバックに直接パスをするパターンになります。

ビルドアップの種類③:守備的ミッドフィルダーへの縦パス

3つ目のビルドアップが中央にいる守備的ミッドフィルダーへの縦パスです。
この方法が最も難易度の高いビルドアップの方法といえます。

中央は相手の守備人数が多く、密集しているのでパスが出し辛いためです。
なのでボールを奪われると即失点に繋がることからリスクが大きい選択肢になります。

しかし、センターバックへのパスやサイドバックへの浮き玉のパスを多用することで、中央への警戒を薄くする方法を使うとパスを通しやすくなるので全く出せないわけではありません。
両サイドへの組み立てを意識しつつ、中央のプレッシャーを弱めたタイミングを逃さないことが大切です。

左右を意識した相手の間を通過する縦パスを、守備的ミッドフィルダーが前を向いて受けるのが理想のパターンになります。同時に前線の選手が下がってくることで、相手の守備的ミッドフィルダーを足止めさせる工夫をつけると成功しやすくなります。

このプレーを成功させるには、後ろを向いた状態でも的確に背後の状況を把握できる守備的ミッドフィルダーが必要不可欠です。せっかく難しいボールを通しても、前を向けなければチャンスは失われてしまいますからね。

なので守備的ミッドフィルダーの技量も成功させる要素の一つです。

このビルドアップのパターンは守備的ミッドフィルダーがボールを貰うとき、センターバックの間に落ちるのが一般的です。そうすることでゴールキーパーからのパスコースを増やせます。

しかしセンターバックと違って半身になってボールを受けられないので、技術がないと後ろにいる相手にボールを取られてしまう可能性が高いです。ゴール前は誰もいないので失点の原因を作ってしまいます。そのへんの注意は常に必要です。

このビルドアップはセンターバックとサイドバックへのコースがないときや相手のマークが弱いときに使用されるパターンがほとんどです。

ビルドアップの種類④:前線へのロングフィード

センターバックやサイドバック、守備的ミッドフィルダーへのパスが通せない状況になってしまった場合は、相手の陣地にロングボールを蹴ることも選択肢になります。この方法は、長いボールを蹴ることで1からビルドアップを作るのが目的です。

相手に取られても味方の位置をすぐに戻せるので自分のボールにすることができます。

他にも相手の守備陣がマークを緩めたときに一撃必殺の武器にもなるからです。
前線でボールを取れるとゴールに近くなるので、得点のチャンスも上がります。

なので長身ストライカーの頭に合わせるようなキックを使うのも1つの方法です。

高身長のプレイヤーがいない場合は低い弾道のボールが有効的になります。
低い弾道であれば、高さがいらないので判断や位置取り勝負に持ち込めるからです。

このビルドアップの方法は相手にもボールがいってしまう可能性があるので、選択肢が限られた状況に使われます。

 ビルドアップの質はGKにかかっている

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このようにビルドアップには主に4つのパターンがあります。
これを状況によって使い分けていくのが主なやり方です。

そんなビルドアップで大切なポジションがゴールキーパーになります。
ほとんどのビルドアップのスタート地点だからです。

センターバックへのパスコースが消された場合は、サイドバックへの浮き玉。
サイドもダメなら真ん中もしくは前に蹴る。

そうやって相手の出方を見ながら臨機応変に対応できる頭脳と正確に蹴れるキック能力が必要です。

ゴールキーパーの能力次第でビルドアップの質はかなり変わります。

なので良いゴールキーパーがいればそれだけでそのチームは有利ということです。



ビルドアップを防ぐ方法はどうすればいいのか解説

ビルドアップの種類について解説してきました。
今度は自分がビルドアップをされたらどう対処すればいいのかを解説していきます。

ビルドアップを防ぐ方法は、連動して止める方法しかないと思います。

どこかがダメだったら違うところにパスと、出しどころを変えられるのがビルドアップの特徴です。
なら、それを止めるにはチームが連動していくしかありません。

多くのチームはセンターバックが外に開いてパスをもらいます。
まずはそこをプレッシングしてセンターバックのミスを誘う。これはフォワードが担当する役割です。
センターバックに素早くアプローチすることで、ボールを奪います。

その際にボールの扱いが下手なセンターバックにわざと持たせるのも手です。
そうすることでミスを誘ってゴールにつなげるチャンスが増えます。

でもそういうパスミスやインターセプトできたら一番ですが、まず難しいでしょう。

そのプレッシャーをかわすと相手はGKかサイドバック、外や前線にボールを蹴ります。
GKへのパスは取れたら儲け物ですが、難しいと思います。

なのでそのときはなるべくマークする相手を離さないようにすることが大切です。

次はサイドバックへ渡った場合、このときはフォワードかミッドフィルダーがアプローチをします。
そこに渡ったら、他の選手は前への進路と近くの相手へのパスコースを急いで塞ぎます。

そうすることでまたセンターバックやゴールキーパーにボールを下げさるのが狙いです。

中央にボールが渡った際も素早くボールを取りに行きます。

ボールの近くにいる人が、ハイプレスをすることでミスを誘発させるのが1番だと思います。
当然体力が続かないはずなので、どこで取るかをチームで決めておくことが大切です。

チームの連動が上手くいかないとビルドアップは止められません。
フォワードだけがセンターバックにアタックしても、かわされて空いたスペースを使われてしまいます。

なのでチームワークは必要不可欠です。

ビルドアップについてまとめ

ビルドアップの方法や防ぎ方について解説してきました。

4つのパターンは連動した動きからなるチーム戦術です。
センターバックが開くことでサイドバックが前に行ける。センターバックの穴を守備的ミッドフィルダーが埋めながら、パスの選択肢になる。そうやってチームが動くことによってチャンスは生まれていきます。

止めるのもまたチームで動くことが大切になってきます。誰かがアプローチをすれば、その穴や他の選手へのパスコースを消す。連動しながら守ることが大切です。

ようは陣取り合戦のようなものだと思って下さい。

それだけレベルの高いやり取りが現在サッカーの特徴です。
なので、試合を観るときはそういった駆け引きに注目するもの面白いと思いますよ。

以上、【サッカー】ビルドアップとは?種類と防ぐ方法を考察でした。

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この記事を書いた人

はじめまして、ゆうやけと申します。
このブログでは好きなことや興味のあることを書いていこうと思っています。
主に本、サッカー、映画、ブログ、経験したことなどです。
ドメインのlibraryの単語を間違えてしまうほどおっちょこちょいですが、
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