私が好きな攻撃ユニットのがあります。バルセロナのMSN。メッシ、スアレス、ネイマールという南米が誇る最高峰の攻撃陣です。
彼らは圧倒的なコンビネーションと個の力で、多くのタイトルを獲得してきました。そのMSNを指揮したのがルイス・エンリケ監督です。
今回は、このルイス・エンリケ監督についてです。
簡単な紹介
ルイス・エンリケ監督のイメージはMSNを指揮してバルサ・スタイルを受け継いだことだと思います。
そんな彼はレアル・マドリード、バルセロナとビッグクラブで万能型のMFとして活躍した選手でした。
2008年にバルセロナBの監督に就任し、それからはローマ、セルタを経て、バルセロナのトップチームの監督に復帰することになります。
そのバルセロナでは最初のシーズンでいきなりリーグ、カップ、チャンピオンリーグの3冠を達成。
勝率83%を記録します。このシーズンにメッシ、スアレス、ネイマールのMSNが完成。最強南米ユニットとして活躍しました。
グアルディオラ監督の時に頂点を迎えたバルセロナのスタイルを基調にしながら、MSNを融合させたのです。
戦術の紹介
グアルディオラ監督の時代に偽センターフォワード、0トップとして起用されたメッシは、ルイス・エンリケ監督の下ではウィングに配置されています。
プレースタイル自体は変わりませんが、スアレスとのバランスを考えたり、メッシを最大限に生かせるのがこのポジションでした。
また、メッシの守備負担を軽減させるためにSBが広範囲をカバーする運動量が求められました。
天才を生かすためのチームがこのルイス・エンリケ監督のバルセロナなのです。
このバルセロナでもメッシ依存は変わりません。メッシを生かすために右サイドで幅をとる役割の右SBは運動量を求められました。
守備時はメッシとスアレスを残して4-4-2になるため、ネイマールも守備に戻らなければならず、得点を量産するのは難しかったのが現状です。
なので、これが不満でPSGに行ってしまったのかもしれません。
メッシの能力を最大限に活かすために、他の選手が犠牲になるという構図は変わりませんでした。今もこの課題は解決をしていません。
あまりにも強い、世紀の天才メッシがいる限りはこれが続くと思います。しかし、このメッシが引退した時にどうなるのか、楽しみでもあり、怖いですね。
今、ルイス・エンリケ監督はスペイン代表の監督についています。このスペイン代表は進化途中。ワールドカップに出場できなかった若手とベテランが融合したからです。
今の日本代表みたいですね。ですが、CBのピケが引退したことでS ・ラモスの相方が定まっていない状況や衰え、中盤の交代など課題がたくさんあります。
圧倒的なスキルを持っていたピケの変わりは難しいのかもしれません。そして、S・ラモス自体も衰えてきたので、後継者が必要なところにきています。
中盤もイニエスタやシルバなどテクニシャンが少なくなってきており、今までのようにはいっていません。
悪いことが多い現状ですが、なんとかなっていくのではないかと考えています。個人的にはルイス・エンリケ監督に期待しています。強いスペインをまた見たいです。
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