ベルバルデ監督~バルセロナを更なる高みに導く知将~

今期、バルセロナを率いているのがエルネスト・バルベルデ監督です。

バスクの雄、アスレティク・ビルバオやバレンシアなど数々のクラブで活躍しました。

そのバルベルデ監督はルイス・エンリケ監督の後任としてバルセロナに就任しました。

簡単な紹介

戦術的な引き出しの多さや多彩な配置の変化がバルベルデ監督の特徴になります。バスク人純血主義のビルバオを長く率いていたこともあって、限られた人材を活用するのが上手いといわれています。一方でバルセロナでの選手時代はクライフでした。現在のバルセロナ戦術の原型を作った監督です。なので、グアルディオラ監督と似ていますね。

そんな監督だからこそ、バルセロナのスタイルを良くわかっているのです。

 

まずベルバルデ監督はメッシに自由を与えました。今までのウイングではなく、中央に配置して、スアレスと2トップを組ませたのです。

そして守備時には4-4-2のブロックを使って守りました。これはエンリケ監督の時と一緒ですが、よりスムーズにプレーできるように修正を施しました。

その影響で伝統の4-3-3とは違う形になっています。しかし、攻撃の形はメッシ頼みと変わっていないのが現状です。

 

簡単な戦術の紹介

メッシを活かす方針は変わっていません。

メッシを常にトップ下気味に置いて、スアレスをトップに使うというのが基本です。しかし、他の要素は変化に富んでいます。

ウイングを1人起用し、左SBのアルバが進出、メッシとパウリーニョを2シャドーで並べる4-3-2-1など従来のバルセロナにはないシステムも使いました。

ですが、攻撃時にはタッチライン際に開いて幅をとる役割は誰かが必ずすることや守備で後退するときはスアレスとメッシを残すことなどメカニズムは同じです。

伝統のトライアングルも踏襲しています。

つまり、多彩なシステムを使いこなしながら、伝統を融合させた戦術なのです。それなのに混乱が無いのはベルバルデ監督の手腕が凄いことになります。

この卓越した手腕がありながらもメッシが封じられた場合の手が薄いのが、バルセロナの特殊性が伺えます。

 

4-2-3-1は従来のバルセロナではあまり使われていないシステムでした。ウイングがいないのでSBが高い位置に行って幅をとります。

CBとアンカーが後方でカウンターに備えるのは従来どおりです。そして、SBの空いたスペースに中盤のイニエスタとラキティチがカバーする。

一方、パウリーニョはメッシと並ぶ位置に行って、攻守に厚みを加えます。守備時は4-4-2になるなどポジションチェンジをおこないながら戦います。

 

ベルバルデ監督の戦術は豊富ですが、メッシ頼みは変わっていないのが現状です。これはバルセロナにメッシがいる限りは変わらないのかもしれません。

これを解決するのはメッシが引退もしくは移籍したときだと思います。でも、その時に今の強さを維持できるのか、それはそのときの監督の重要課題といえますね。

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