ヨハン・クライフ~トータルフットボールの改革者~

サッカーにおいて重要なのは選手だと思います。

なぜなら、プレーをするのは選手であって監督ではないからです。

野球と違ってプレーが止まらないので、監督の指示を聞きながらその通りにプレーことはできません。選手がその場で判断をしていく、それがサッカーです。

しかし、多くのチームで監督の色が出ている気がします。むしろ、監督の色が出ているほうが強いイメージがあります。それは試合前に緻密に練り上げた戦術をしっかりと落とし込んでいる証拠だからだと思います。その上で選手が判断しているからこそ、試合で慌てずプレーが出来ているはずです。

それぐらい試合に影響を及ぼす監督には、それぞれやりたいサッカーが必ず存在します。その美学や哲学を紹介していきたいと思います。

今回はヨハン・クライフについてです。

 

ヨハン・クライフはトータルフットボールを進化させた人物です。リヌス・ミケルス監督がアヤックスで見せたトータルフットボールという戦術があります。1974年のワールドカップで準優勝したその戦術は、世界に衝撃を与え、知れ渡ることになりました。その中心選手だったのがヨハン・クライフです。

トータルフットボールとは?

1974年のワールドカップで準優勝したオランダの代名詞だった戦術です。華麗なパスワークと前線からのプレッシングをセットにした攻撃型になります。因みにそのコンセプトは現代まで受け継がれています。

 

クライフの戦術

バルセロナの監督に就任したクライフはトータルフットボールを独自の方法で蘇えらせました。

3-4-3というフォーメーション、守備3人、中盤4人、攻撃3人という布陣で多くの三角形を作り、華麗なパスワークでボールを支配しました。そして、失うとすぐにプレッシャーをかけてボールの奪還を狙う。これが現在のバルセロナの祖と言われるクライフの戦術でした。

この戦術の特長は、守備力の高い屈強な選手が務めることが多かった中盤の底のポジションに華奢なグアルディオラを抜擢したことです。この配置によりフィールドの中央でのパス回しが容易になり、ボールを運ぶことがより簡単になりました。

そして、このパス戦術でリーグ優勝をすることになります。

 

2トップが主流だった当時にあえて3トップや0トップを採用したことやACミランのプレッシングが注目されていた時に、逆行した考えができるクライフは革命児だったのかもしれません。そういった新たな道を示す監督によってサッカーのトレンドは変化していくのだと思います。

このクライフの哲学はドリームチームといわれるこの当時の選手達が監督になって継承されていきます。

ドリームチーム

おまけとして書きます。

ドリームチームとはクライフの指揮のもと戦った選手達のことです。

ラウドルップ

ベギリスタイン    ストイチコフ

バケーロ

アモール        エウゼビオ

グアルディオラ

ナンド   クーマン  フェレール

スビッサレッタ

 

グアルディオラ経由でビルドアップをし、トップ下のバケーロに縦パスを入れ、バケーロがワンタッチで周囲にさばいて前向きにプレーをするのが攻撃の方法だったようです。ウイングは逆足を配置し、万能型のラウドルップが空けたスペースを使ってゴールに迫る、今では当たり前の攻撃方法ですが当時は革新的だったのかもしれません。

 

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