いじめられた側は心に一生の傷が残る。

心の傷は時間と共に忘れられる。

悩みごとや辛いことがあったときに良く聞くフレーズの一つである。

確かに時間が経過すれば、その時の記憶や思いを薄くすることはできる。だけど、それで解決できているのかと言えば人それぞれだと思う。

 

私はできていない

 

私の心の中には、その感情がもやもやと今も残り続けている。それが今の自分に何か大きな影響を与えているわけではない。

でも、奥歯に何かが引っかかるような歯がゆい思いをずっと持ち続けている。

 

中学生の時の話である。

私には仲が良かった友達が何人かいた。学校の行き帰りはもちろん、お休みの日も一緒に遊びに行くほどの。

そして、私とその友達が知っている共通の知り合い(友達と言えるかわからない)何人かも含めて良く、学校帰りにゲーセンなどに寄り道をしていた。

その時間は、授業終わりの開放感と仲が良かった人たちと一緒に居られる時間だったこともあって、凄く楽しい時間だった。

その当時の一番好きなことだったと思う。

そんな幸せな時間はあっと言う間に壊れていった。それは突然に、そして何の前触れもなく。

 

死ね

 

この一言が突然、知り合いから送られてきた。ただの2文字、でも重い2文字。

え、どうして、それが最初の感想だった。

何かした記憶が無い。理由がわからない。

パニックになりながら、それと同時に心が締め付けられるように痛くなった。

バカやアホとか子供が口にするような悪口は散々言われてきた。だから、その言葉は悪口には感じなかったし、何も思わなかった。

でも、死ねのたった2文字がこの時はなぜか、重かった。たぶんその2文字しか送られてこなかったからかもしれない。

 

悩んだ私は理由を聞こうとメールを送り返した。でも、何時間待っても返事が来ない。

ずっともやもやした気持ちで朝を迎えたのを覚えている。

 

放課後、そいつを捕まえて一連のことを問いただした。

睨みつけて無視。そして、最後に話しかけるなと言われ、消えていった。

一方的に関係を断ち切られた気がした。原因もわからないし、ショックだった。だけど、ゲーセンで会うくらいの仲だったからそれほど気にはしなかった。

 

それが癇に障ったのかもしれない。

今度はゲーセン組とは別の仲の良かった友達から悪口のメールが送られてきた。クラスは違ったけど良く話す奴。だからこそ、凄いショックだった。

なんで、そんなメールを送ったんだ?と問いただすと、命令されたと答えた。予想したとおり、最初に送ってきた奴とその周りの人に命令されたらしい。

友達だと思っていた人からの裏切りは本当にショックだった、だけど友達まで巻き込むのかと当時凄い恐怖を感じたのを覚えている。

もうそこまでするなら関らなければ良い、もうゲーセンにも行かないと決めて一切接触しないようにした。

残念な気持ちはあったけれど、仲の良い友達とは学校で話すから場所にこだわりはなかった。

その影響か悪口メールがだんだんと頻度は低くなっていった。

 

それから数日、友達から衝撃の言葉を聞いた。

部活帰りに仲が一番良かった友達がメール送れよって命令したり、悪口を言っていたところを見たと。

主犯がゲーセンに行く中でも一番仲が良かった友達だと言うのである。

これを聞いて、信じられないと言う思いとこれを言った友達が嘘をついているのではという半分半分の思いに揺れてしまった。

どっちを信じれば良いのか、何を信じればいいのか。疑心暗鬼に悩まされることになった。

 

真実が知りたいと思うこともあったが、一番仲の良い友達を疑いたくは無かった。だから、聞くことは止めた。

それから徐々に嫌がらせは無くなっていった。何があったのかはわからない。

 

でも、それと同時におかしなことになっていった。

名前しかしらないヤツが急に机を蹴ったり、足を引っ掛けたりするようになったのである。

なんで接点がないヤツが攻撃をしてくるのかわけがわからない。

そいつと同じ部活のヤツに会いに来るふりをしながら、隣の私の机をずっと蹴ってくる。

やめろと言っても無視をして、攻撃を続ける。仕方が無いから、席を外す。

チャイムがなって時間になるから席に戻ろうとすると足を引っ掛けてくる。

それが何日も続いた。

 

その行為が止んだのは、記憶にないがたぶんクラス替えをしてからだと思う。

その蹴ったヤツと同じクラスになってからだ。

ぴたっと止んだことが安心と逆に違和感で心をいっぱいにしたのをはっきり覚えている。

これから何か始まるかもという不安もかなりあったと思う。

でも、何も起きなかった・・・。

 

その何も起きない不自然さが中高一貫校に通っている自分にとって凄く怖かった。

いつまた起きるかわからない。常にその不安が付き纏っていた。

だから、今もそのことが心に残っているのかもしれない。解決のしないもやもやを今でも抱え込んでいる。

当時、先生や親に相談しないで抱え込んでいたのも原因かも知れない。

 

やられた側にも責任があるっていう人もいるけど私はそうは思わない。

例え、何かきっかけがあっても行動に移した時点で、加害者が悪いと思っている。

一応経験した側から話しているけれど、もっと酷い人がたくさんいるから偉そうには言えません。

たまたま攻撃の方法が軽いものだったこともあって、自殺や耐えられなくなったことはありせんでした。

また、自分には親友と呼べる人がいたり、いくつかのコミュニティがあったのも良かったのだと思います。

でも、これだけは言える。

加害者は忘れていっても被害者のそういう傷だけは残っていくことを。

私はそう思います。自分自身が抱え込んでいるから。

 

長々とネガティブなことを書いてしまいました。このもやもやを一度文章で書いてみたら変わるかもと思いましたが、何も変わりませんでした。

もし何か嫌なことを感じたらすみません。文章も読みにくくてすみません。上手く纏まっていなくてすみません。

感情を整理したいと思って書いたので、自分ごとの文章になってしまいました。

でも、傷って中々消えなもんですね。

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