お茶の知識。品種と収穫時期

日本茶にも品種があるのをご存知ですか?

 

知っているよ!という方の多くは、たぶんやぶきたを思い浮かべたのではないでしょうか。

では、それ以外はどうですか?

 

たぶん、答えられないと思います。

かく言う、私も最近までやぶきた以外は知りませんでした。

 

なので、知っている方にとっては、何を当たり前なことをと感じるかも知れませんが、

今回は品種と収穫時期について書いていこうと思います。

 

お茶の簡単な知識については前に書いた記事を読んでみて下さい。

日本茶の知識。お茶の種類と加工について

 

日本茶の品種について

近年、農林水産省登録のお茶の種類は約50種以上あるそうです。

 

その品種は、大きく分けて煎茶用、玉露、抹茶用、釜炒り茶用、紅茶用に分類されます。

また、お茶の木を栽培する場所によっても品種が分かれます。

例えば、お茶の木は霜の被害を受けやすい植物なので、冷涼な土地の場合、遅く育つ晩生品種を選択します。

気候や立地は品種を分けるとても大切な条件なのです。

 

ただし、この選ぶ時に難点も。お茶の木の経済的な寿命は、30~50年と言われています。

幼木を植えてから収穫するまでに相当な時間がかかるので、簡単に違う品種に植え替えることができないのです。

 

そもそもやぶきたとは?

お茶の品種で、特に有名なのがやぶきたですよね。

CMでも見かけますよね。

やぶきたブレ○ド

でも、詳しいことってあまり知らなかったりしませんか?

 

やぶきたとは1960年ごろに普及した品種のことです。

栽培しやすく、安定した収穫量が見込めて、なにより霜に強いというメリットから

全国に広まりました。今では国内の全茶園面積の約75%がこのやぶきただそうです。

 

また、先ほども少し触れましたが、早生や晩生などの基準はやぶきたで判断しています。

やぶきたより4~10日早く茶摘をするのが早生で、逆に4~10日遅いのが晩生です。

 

その他の主な品種

  • あさつゆ

宇治の在来種から誕生した品種。テン茶や玉露、かぶせ茶など、被覆栽培に向いています。うまみが強いのが特徴です。天然玉露とも呼ばれています。

主な生産地は鹿児島県。

  • かなやみどり

やぶきたを使って交配した品種。煎茶用になります。水色が濃く出やすいのが特徴で、甘い香りをもっています。

主な生産地は鹿児島県、静岡県

  • さえみどり

やぶきたとあさつゆを交配した品種で、煎茶用になります。色は明るく、緑色で、フレッシュな香りが特徴的な品種です。

主な生産地は鹿児島県

  • ゆたかみどり

あさつゆから品種改良されたものです。寒さに弱いので九州地方で栽培されています。被覆して強く蒸すことで、濃厚なうま味が引き立つのが特徴になります。

主は生産地は鹿児島県

  • つゆひかり

静岡県の品種・静7132とあさつゆを交配したもの。鮮やかな緑色をしており、深蒸し煎茶に向いています。

主な生産地は静岡県

  • さやまかおり

やぶきたの自然交配種として、埼玉県で誕生した品種。寒さに強く、煎茶にすると香りが強いお茶になるのが特徴です。

主な生産地は埼玉県、静岡県

 

収穫する時期による分類

日本では、お茶は八十八夜の頃に摘む一番茶からはじまり、およそ一ヶ月毎に収穫ができます。その時期によって品質は変わっていきます。

 

茶芽は、摘み取ってもまた生えてきます。そのため、茶摘は春から夏にかけて数回行われるのが一般的です。

そして、その順番で名称が変わっていきます。

まず、その年の春に初めて摘むのが、一番茶です。新茶のことを言い、渋みが少なく、うま味が強いため、良品質のお茶とされています。

因みに八十八夜とは立春から数えて88日のことです。現在の暦だと5月2日あたりを指します。この時期に摘んだお茶は、味と香りのバランスが良く、

品質の良いお茶になります。

それ以降、二番茶、三番茶と品質が徐々に下がっていきます。地域によっては四番茶まで収穫をするところがあるそうです。

 

茶摘みの準備は、前年の秋からスタートします。まずは整枝をして、余分な枝や葉を刈り取る。この時に刈り取れた葉で作ったお茶を秋番茶と呼びます。

この作業のあとに冬を迎えることになります。お茶は寒さに弱いため、寒さ対策は必須です。

冬を経て、春になると新芽が芽吹きはじめます。そして、茶摘のシーズンを迎えることになります。

 

葉の摘む部分で品質は変わる

お茶は摘む時期のほかに、摘む部分によっても品質が変わります。

 

お茶の新芽は、芽のもとになる部分が5~6個巻き込まれています。一番最後の葉が完全に開いた時のことを出開いたと言い、この割合を出開き度で表します。

茶摘みの適度は出開き度50~80%と言われています。90%を越えると品質が低下するそうです。

 

また、出開いた葉を摘む部分によっても、品質は変わります。先端の芽から葉の数で、一芯二葉、三葉と数えていくのですが、二葉~三葉が最適だと言われています。

摘み取る時期によって含まれる成分が異なるので、生産者はどこまで摘むのか見極めなければなりません。

 

ちょっとしたまとめ

お茶には品種がたくさんあることを知りました。

その品種と摘む時期や摘む場所によって、味や香りも変わってきます。

 

自分の好みを見つけるのは大変かもしれないですが、

それを見つけられたらお茶のことがもっと好きになるかもしれませんね。

 

ぜひやってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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