シャッターアイランドを見た感想とネタバレ

シャッターアイランド

監督:マーティン・スコセッシ

主演:レオナルド・デカプリオ

時間138分

 

あらすじ

精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪(しっそう)事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める……。        YAHOO!JAPAN映画

感想&ネタバレ

この作品はラストにどんでん返しが待っているミステリー映画です。謎解きが好きな人、最後にハッとするのが好きな人におすすめの映画だと思います。

一言で表すなら

「主人公とは見る側の視点を制限する登場人物である。その視点に惑わされない人に真実が見えてくる。」

 

主人公はレオナルド・デカプリオ演じる連邦保安官テディ・ダニエルズ。彼とその相棒、チャック・オールはある事件を捜査しに孤島シャッターアイランドにある精神病棟を訪れます。

断崖絶壁の孤島からレイチェルという1人の女性が行方不明になってしまったのです。

その捜査途中、彼女の部屋を調べると”4の法則、67は誰?”という謎のメッセージを発見します。そして、その後も次々と謎が増えていきます。

そうした謎や関係者の証言からこの島では何かが起こっていると疑い始めるダニエルズ。

そして、ラストで・・・という内容です。

 

内容的には見やすかったと思います。ただし、色々な所に伏線があるので、見逃したりすると理解が難しくなるので、注意が必要かもしれません。

物語の鍵は主人公、テディ・ダニエルズです。彼を見るみんなの動きに注目してほしいと思います。そして、ラストで予想もしないどんでん返しが待っています。

 

ここからはネタバレです。自分なりに考えた考察も含んでいます。映画を見ていない人は止めたほうがいいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

物語の軸、失踪事件の真相は病院側の作ったロールプレイ治療です。

院長と担当医のシーアンが作った嘘のシナリオになります。つまり出てくる登場人物や設定のほとんどが偽物ということです。

これはテディ・ダニエルズを治すための治療だったとラストで語られています。

そもそもテディ・ダニエルズという人物は存在しません。レディスが作った別人格だからです。

その別人格で物語りは進んでいくので、最後にどんでん返しが待っていることになります。

これをおこなったのは、ロボトミー手術をさせないためです。この手術をすると死人のように動かない、ボーっとしたままの人間になってしまいます。

なので、その手術に反対の院長たちが最後に治療として協力をしたというわけです。

 

物語でも話していますが、妻を殺したアンドリューレディスとダニエルズは同一人物です。

過去にレディスは自分自身で妻を殺しました。その現実に向き合えずに作り上げたのがダニエルズという人格になります。

そして、精神病棟に収容された後は捜査官のダニエルズとして生きているのです。

 

また、失踪したレイチェルソランドと殺された妻ドロレスチャナルも同一人物です。

ダニエルズとレディス、レイチェルソランドとドロレスチャナルは名前を並び替えると同一人物になるアナグラムになっています。

これが4の法則の答えです。

捜査官であったダニエルズが実はレディスという名前の患者だったことから、自らが67番目の患者であることも同時に知らされます。

 

レディスが病んで別人格を作ってしまった原因は戦争だと思います。

ナチス軍が行っていた残虐な行為を目の当たりにしていたことや自分自身がナチス軍の殺害に関与したことなど。

そのことが原因でアルコール依存症になってしまいます。

その後、妻も心を病んで、自分の子供を殺してしまうという悲惨な事件が起きます。

この惨事から自分も殺してほしいという彼女の願いを聞き入れて彼女を殺してしまうのです。

これが原因で別人格を作り上げます。

 

因みに妻が病んだ原因は、レディスがアルコール依存症になったことと家族と向き合わなくなったことだと思います。

幻の中で依存症を責めているシーンがあったので。

たぶん、そうなのではと考えています。

 

そして登場人物のレイチェルは看護師が演じていました。最後のほうで看護師の服装で登場しています。

洞窟の中にであった人はレイチェルではありません。というかレイチェル自体いないので、誰だかわかりません。

ロボトミー手術のことを知っていたので、看護師か逃げ出した患者ではないかと思います。

 

チャックはシーアン医師です。一度島を出てたり、常に一緒に居ないといけない状態だったので、相棒という形になったのだと考えています。

最初に銃を預かるシーンで戸惑ったのは、警察官ではなくて医師だったからです。

 

最後、ダニエルズがレディスの存在を認め、自分のせいでドロレスを死なせてしまったことを思い出します。

ダニエルズなどという人格がないことも認めています。まともに戻ったということです。

しかし、島を出ようと思ったその矢先に突然レディスは「島を出ようチャック」と言い出します。

 

シーアン医師をチャックと呼ぶのはつまり「ダニエルズ」の人格。

そのため、周りの人たちは落胆。シーアン医師は首を横に振り院長に退院はできないという素振りを示し、治療は失敗かのように映ります。

その後レディスは「どっちがいいんだろうな?モンスターのまま生きるか 善人として死ぬか」というセリフを言います。

わざと別人格になることで、ロボトミー手術を受けるように仕向けたのです。

たぶん自分の子供3人を死なせてしまったことや自分のせいで妻がうつ病になり、自ら殺してしまったことなどレディスにとっては辛いことだったのかもしれません。

もしくはまたダニエルズに戻って今までのことを繰り返してしまうかもしれないと思ったのかもしれません。

ここでは理由を言っていないので、自分で答えを想像するしかありません。

 

ここまでの考察は私の考えなので間違っていたら、すみません。

 

細かいところを見ていくと疑問に思う、この物語の進行やラストは傑作だと思いました。

人に勧めたくなる映画です。

ぜひ、同じ気持ちになったら、友達や知り合いに進めてみてください。

 

 

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